逆立ち

ミミは運動音痴です。
体育の授業は不得手ですし、好きでもないようです。
基本的に怠け者なのです。


ところが、最近は逆立ちにはまっています。
出来ないのですが、楽しそうにチャレンジしているのです。

そう、その通り。
家でパパねこに手伝わせているのです。


足を持つように言われ、勢いをつけてすり減った畳を蹴飛ばすのです。
その動作は、いかにもドンくさそうです。
パパねこが手を用意して待っているところまで、足は到達しません。
だから、パパねこの手が、ミミの足を迎えに行きます。
そして、なんとか、二本の腕で立つことが出来るのです。

とても喜んでいます。
逆立ちしながら笑うと危ないんだけどなぁ・・・
そして、パパねこは楽しくも面白くもないんだけどな・・・


特に意味のない風景です。

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ミミの社会見学レポート

昨日、ミミは社会見学に行ってきました。
朝早く学校に集まり、バスで一路、奈良へ。
奈良では平城京跡と法隆寺、東大寺を見学したそうです。


昨日はとても楽しかったそうです。
でも、ものすごく疲れているのが分かるんですよね。
一つ一つの行動が鈍いです。
そして、夜は早く寝ました。
遠出するって疲れますものね。楽しいことっていうのも、実は疲れますものね。


今朝、昨日の感想を聞きました。
まず開口一番、「お弁当おいしかった」。
ママねこには嬉しいでしょうが、社会見学の感想がそれではねぇ。
そして、次の言葉が「おやつもっていけなかったのが残念」です。
まったく、ミミという子は・・・


それにしても、どうしておやつをもっていかないのでしょう？
それは、遠足ではなく、社会見学だからだそうです。
なるほどと思う一方、ヘンなの、とも思います。
まあ、いいや。



他にもいくつか感想を聞いたのですが、中身というか見学したもの自体については、
「すごかった」の一言で終わりです。
あー、いつもこうなんだから・・・

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ミミの読書傾向

ミミが一番よく利用するのは、何と言っても学校の図書室です。
新学年になって本を借り始めています。

先日も「超人気の本を借りてきた」と言って自慢げに見せてくれました。
その本はいかにも女の子が好みそうなファンタジー系のシリーズものでした。
最近のミミの本のチョイスはそうしたファンタジー系が多いのです。


ところで、パパねこはファンタジーというものが全くダメなんです。
『ハリーポッター』なんかでも、せいぜい1巻しか読めませんでした。
ところが、ミミはファンタジー大好きなんです。


人は誰しも、まあ一般論としてですが、自分の好むものが一番良いと思っていますよね。
逆に言うと、自分の好まないものに価値を見出しません。
パパねこも、そんなもの読まないで、もっとためになる本を読めばいいのに、と心の中で想ってしまいます。
読書は別に教養を高めるとか、ためになるとか、そうした目的で行われるものではないとは分かっているのですがね。
そして、本人が読みたいものを読むのが一番だとは思っているのですがね。

ここはしばらく我慢ですね。




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ミミの未来予想

昨日、ミミと夜の散歩をしました。

我が家では、何故か「散歩」とはあまり言わないです。
朝に散歩にでかけると“朝の散歩”、昼なら“昼の散歩”、夕方は“夕方の散歩”と言います。
わざわざ説明するまでもなく、そのままなんですけど。
散歩することが多いから、自然とそういう呼び方になったのかもしれません。



それはともかく、昨日の夜の散歩。
ミミは「私、お金持ちになるかもしれない」
と言い出したのです。

その理由も説明してくれました。
何かを買う必要があり、それをミミがチョイスするとき、
例えば、コンパスを買うとか、ランドセルを買うとか、水筒を買うとか・・・
「高いもの選んでしまうでしょ」
と、ミミは言うのです。
はい、その通り。ミミはいつも高いものを選びます。
コンパスなんて、所詮円を描ければいいだけです。機能に違いがあるとは思えません。
それなのに、高いコンパスを選ぶのです。
本人曰く、
「値段を見て選んでいるわけじゃないのよ」
ですって。
要するに気に入ったものを選んでいるだけです。
そうした基準で選ぶと、高いものを選択してしまうのは、ごく自然の成り行きだと思うのですが、ミミはそのようには考えないようです。

そしてミミの理屈は続きます。
高いものを選んでしまうということは、それを買えるだけのお金があるということだ。
だから、これからもお金には困らない。お金持ちになるんだよ、きっと。


まったく、都合の良い話です。
子どもっぽい発想ですね。
あ、ミミはまだ子どもでした。
仕方ないか・・・


可愛いような、困ったような話でした。



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最近の流行語

ミミは最近、ヘンな話し方をします。
流行語というほどでもないのですが、彼女の中でブームのようです。

どんな風に話すかと言うと、例えば
「スプーンとって」とミミが言います。
パパねこがとってあげると、
「３９（さんじゅうきゅう）」と言うのです。
要するに、“サンキュー”ということですね。

他には「あと、よん、ろく、よん、きゅう」とか。
４６４９で“よろしく”ということです。

本人は機嫌よく言っているのですが、
パパねこはすごく気分が悪いです。



ええっと、パパねこの心は狭いのでしょうか？

でも、疲れて仕事から帰ってきて、
「ごー、きゅー、ろく、さん」とか言われると、腹が立ちますよね？
そんなことありませんか？


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今日でおしまい

今日は終業式です。学校も終わりです。
学期の最終日にもらってくるもの・・・といえば『通知表』です。


これがパパねこの頭を痛めさせるのです。
ミミの成績が悪いのは、自他共に認めるところです。
家庭内はもちろん、町内、クラス内、学校内、市内につとに知られた事実です。


さあ、今学期の成績はどうだっただろう、と開けるのではなく、
見るまでもなく結果が分かってしまうのです。


その通知表を見て、ミミに何をどう言うかに頭を悩ませるのです。
当然、成績はあげて欲しいです。そのためには勉強をさせなければならないわけです。
勉強をみてあげるのはもちろんですが、ミミ自身がもっと自覚を持ってくれないと話になりません。
そのためには、どうすれば良いのか・・・。



本人は成績が悪いのを自覚しながら、特に何とも思っていないようなフシがります。
でも、実は気にしていて、表に出さないだけかも知れません。
そして、なお厄介なことに、ミミはまじめに宿題とかしているわけです。
やるべきことをやりながら、成績が悪いのですから、本当に困ったものです。


本人のやる気を起こさせるような話が必要とされるわけです。
ミミの心に響き、行動に結びつくような物語が必要とされるわけです。


パパねこの小さな頭では解決がつきません。
みなさまにアドバイスをいただきたいです。

風邪のウイルスのバカ野郎！

もうすぐ３学期も終わりです。
ミミのクラスではお楽しみ会？みたいなものが開かれるようです。
要するに、楽しかったねとか言いながら、みんなで別れを惜しみつつ交流するものなのでしょう。
でも、それは学校でやること。教育の一環でもあるのでしょう。ちゃんと役割分担みたいなものがあります。



ミミは食料調達係です。
平たく言えば、お菓子を買いに行く係。
もちろん、一人ではありません。
友達と二人です。
きちんと予算があり、どのようなものを買うのか話し合い、後は買いに行くだけになりました。
ミミは友達と買い物にいけるのがうれしくてしょうがなかったのです。
とても楽しみにしていました。
駅前で待ち合わせて、コープで買うのだと楽しそうに語っていました。

ところが、ところが。
相手の子が風邪をひいてしまったのです。
「明日治るかな」と心配していたのですが、結局はダメでした。

仕方がないから、ミミはママねこと一緒に買いに行きました。
友達との買い物を楽しみにしていたのに、かわいそうです。

風邪のウイルスが悪いのです。



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父親は黙って食事を食べるべし

ミミのクラスは学級閉鎖になってしまいました。
だから、学校に行かなくてもいいわけです。

大人はそうでもないのでしょうが、なんといってもミミは子どもだから、時間を持て余してしまうようです。
そんなこと言わないで、好きなことをすればいいのに、と思うけど。
この際、勉強をたくさんすればよいと思うけど。

というのは、きっと大人の考えなんでしょうね。
ミミは「暇だ、暇だ」と言っています。


ミミは昼食を自分で作ったそうです。
もちろん、ママねこに教えてもらって。
で、何を作ったかと言えば、「卵焼き」。
それに味をしめたのでしょう。
夕食は卵焼きでした。

もちろん、それだけではないけれど、卵焼きが沢山並んでいました。
「おいしいか？」とミミが聞くので、「うん、おいしいよ」と答えました。
お世辞ではなく、本当においしかったし。
って、これは親バカかな。

そして朝食はスクランブルエッグでした。
卵料理に凝っているそうです。

うーん・・・困ったな。
パパねこはベートーベンではないのだから。
えっと、ベートーベンは卵料理が好きだったのです。
この際、ベートーベンみたいになってもいいですけど、パパねこが愚考するに、自分の親がベートーベンみたいな人だったら、大変ですよ。
だから、やめておきます。



あーあ、また卵か、と心の中で想いつつ、顔には出さないでおいしそうに食べます。
はい、そうします。

親と言うのは、なかなか辛いものです。

そうですよね？



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我が家のひな祭り

我が家のひな祭り


昨日は桃の節句、平たく言えば、ひな祭りでした。




我が家ではどんなことをしたかと言えば、もうほとんど何もしていないに等しいです。
ひな人形も出さなかったし、白酒も飲まなかった。
ケーキも食べなかったし、歌も歌わなかった。
唯一したことと言えば、ちらしずしを食べたことぐらいです。

ミミに「ひなあられ買ってきてね」と言われて、買ってこなかったら叱られました。
女の子がいるのに、何もしないなんて・・・

ひなあられのことは、当分言われそうです。
食べ物の恨みは恐ろしいですから。
特に、女の子の食べ物の恨みは・・・なんてこと言うと、世間の美女に反感を買ってしまいそうですね。



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ひな祭り

３月３日、ひな祭り。
女の子のお節句です。



ミミが保育所に通っていたとき、おひな様を作ったり、歌を歌ったりしていました。
保育所の生活の中には、季節的な行事が組み込まれていたのです。
だから、いまでもひな祭りのシーズンが近付いて来たという感覚は、家族の中にはあります。
まあ、保育所での生活ばかりではなく、世間的にもひな祭りムードがありますから、嫌でも感じるわけですが。

しかし五年生になった今、忙しい毎日の中で、なかなかゆっくりとひな祭りを味わうという余裕がありません。
我が家に36段の豪華ひな人形セットがあるわけでもないし、
もちろん、ミミがひな人形を作って遊ぶということもありません。
お歌を歌うということもありません。
せいぜい、ちらしずしを食べるぐらいになっています。

パパねこの気持ちとしては、女の子のお節句なので、それなりに色んなことをしたいのです。
歴史あるひな人形の特別展示が行われたりしているのを、ミミに見せたいと毎年思っています。
でも、思うだけでなかなか実行に移せないのです。
どうしてだろう？
忙しいということもあるけど、基本的にパパねこがひな人形に興味がないからかもしれません。
うーん、それではいけないかも。
ミミのためにも、重い腰を上げないと。



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